苦瓜達郎 著 – ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること –

苦瓜達郎 著 – ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること。今日は、この本のレビューをします。タイトルが格好良いですね。

一行でこの本を表現すると、

中小型株への中長期でのアクティブ運用でのバリュー投資を通じて、株で収益を上げるための本です。

・株の短期デイトレ大型株パッシブ運用の方々は、対象ではありません。

個人でこれから伸びる・将来性がある中小型株を見つけ出して、分析し、収益を中長期的視座に経って、安定的にあげたい人向けの本です。

もちろん、有名ファンドマネージャーの会社選びの視点を学びたいという方も本書の対象です。

中小型株への中長期のバリュー投資を勧める本

著者の 苦瓜達郎 氏は、大和住銀投信投資のシニア・ファンドマネージャーです。

1990年東京大学経済学部卒業し、大和総研を経て、2003年より中古型株ファンドの運用に携わっています。

R&Iファンド大賞国内中古型株式部門において、2017年までの6年連続で『最優秀ファンド賞』、『優秀ファンド賞』を受賞し、自ら銘柄を選択するアクティブ運用で、運用利回りは、2017年で44.3%と驚異的な数字です。

運用額がファンドということで、それなりに大きな規模であることを考慮すると、44.3%は凄い数字です。

では、苦瓜氏はどのような視点を持って株式投資に望んでいるのでしょうか。

以下が、こぺるによる簡単なまとめです。

  • 苦瓜達郎 流 すごい会社の見つけ方
  • 情報収集:面談と会社四季報
  • 対象:中小型株(時価総額:1,000億程度まで)
  • 銘柄選定:アクティブ運用
  • 投資スタイル:バリュー投資
  • PER:15倍以内を基本とする
  • 保有期間:中長期(数年)
  • 売却タイミング:1銘柄の保有割合が5%を越えた段階

基本に忠実、中小型・バリュー投資家にとって学びのある本

上のまとめで挙げたように、基本に忠実です。 

・対象:中小型株で、投資スタイル:バリュー投資
・基準となる、PERは15倍未満
・保有期間:中~長期保有で、
・売却のタイミングは、1銘柄の割合が5%を超えたら売却です。

着目ポイントは、

財務諸表は、売上・営業利益などに着目しつつ、BSの設備投資・原価償却・研究開発費を見るというものです。

基本に忠実な投資法ですが、著者は、これまでに2,800社以上の上場企業と面談をしてきた経験があり、その経験がベースにあり、投資をしています。

個人で、同様の経験を得ることは困難です。『すごい会社』の見つけ方とありますが、今の、年間900回以上の面談をしているから見つけることができるという側面もあります。

では、苦瓜氏の手法は、個人投資家にとって役にたたないのかというと、そんなことはありません。

会社四季報 が情報の収集源 苦瓜達郎 の流儀

業績予想・材料記事に注目

苦瓜氏は新聞ではなく、『会社 四季報』を活用して、情報収集することをおすすめしています。

その中でも、財務データも重要ですが、中長期で投資するためには、『企業の変化』を示す『業績予想・材料記事』に着目するように指摘しています。

『業績予想・材料記事』は、四季報の業界担当記者が1社ずつ取材・分析したもので、非常に詳しく書かれております。

ときには後から読み返してびっくりするような記事もあると苦瓜達郎氏は言います。

これは、会社四季報のレビュー です。

本日、2018年1月15日 3962 チェンジの株価が、後場、急上昇した。

経済産業省の「平成29年度商取引適正化・製品安全に係る事業(AIを活用した製品事故情報の分析業務の高度化に関する調査)」事業を受託したとの発表を受けたためだ。

四季報を読むと、今後の取り組みの枠で、『人材育成』:高度IT人材照会事業開始、ーーーーAI人材を育成・供給へ。AIコンサル資格認定も本格化。との記載があり、読み込んでいれば、先回りして買えていたな、と。

このレビューにあるように、読んでそれが頭に残っていれば買えていたわけですよね。では、頭にのこる人、のこらない人、その違いはどこで生まれるのでしょうか。

前後の変化をチェック

苦瓜達郎氏は中長期で投資するためには、『企業の変化』を示す『業績予想・材料記事』に着目するように指摘しています。

その中で、毎号、購入して注目した企業の前後を比較することを推奨しています。

会社の定量的な部分の変化は財務諸表をみればわかりますが、定性的な側面は、材料記事などの部分に現れるからです。

その変化を読み解くことによって、すごい会社が見つかります。

この他にも、会社を見る上で数字の着目点・実際の中堅企業を取り上げての分析・味方の指南も含まれています。

レオスキャピタルのひふみ投信とならぶ有名ファンドのマネージャの手法を知る上で良い一冊です。バリュー投資家や中小型投資家に、ためになる一冊です。
是非、この機会に会社四季報とあわせて読んでみて下さい。

最後に、まとめを再掲いたしますので、レビューだけでも覗いてみてください。

  • まとめ : 苦瓜 達郎流 すごい会社の見つけ方
  • 情報収集:会社四季報の前後の号の読み比べ
  • 対象:中小型株(時価総額:1,000億程度まで)
  • 銘柄選定:アクティブ運用
  • 投資スタイル:バリュー投資
  • PER:15倍以内を基本とする
  • 保有期間:中長期(数年)
  • 売却タイミング:1銘柄の保有割合が5%を越えた段階
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こぺる 仮想通貨・リップル

個人投資家・ブロガー。SBI・金融機関出身で独立。リップル・XRP、仮想通貨、投資についてツイート。ブログ開始2週間で5万PV達成。高校時代にTOEIC900点達成。日英仏語トリリンガル。週刊SPA・Yahoo・コインチョイスなどへ寄稿

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